子供の行動力 children's energy 2003 5 14

 子供の行動力は、既成観念や固定観念で固まった大人に反省の機会を与える。
時として、大人に勇気を与える。
しかし、大人は、子供の行動をフォローしてあげる必要がある。
 たとえば、子供の木登り。
まるで降りることを考えないかように、
勇気を持って、木を登り始める。
 しかし、やはり、降りることを考えていなかった。
たいてい、子供は、木の頂上に達する前に、降りることに不安を覚え始める。
そこで、大人がアドバイスをすれば、子供は上手に木から降りられるようになる。
やはり、大人は、子供より、長く生きているので、知恵がある。
無駄に年を取っていない。
日頃、発想が年寄り臭いと、子供からバカにされていても、
この時ばかりは、年を取った大人の方が有利である。

 最近、アフガニスタン情勢について、報道されなくなりましたね。
最近、報道が多くなったが、通貨をめぐる問題です。
自国通貨が安くなれば、輸入品の値段が上昇し、インフレになり、
これでデフレが防げる。
 そして、うまくすれば、
これで、輸入品が売れなくなり、自国製品が売れるようになる。
こういうのを「取らぬ狸の皮算用」というのでしょうか。
 また、ある国で、「構造改革なくして景気回復なし」というスローガンがありました。
これは、どうやらロシアで実践されているようです。
「ある国では、改革は時として完全に骨抜きにされるが、ロシアでは確実に改革が進んでいる。」
と新聞報道にありました。
 既得権益の勢力を押さえて、確実に改革が進んでいるようです。
これは、この国の大統領の強力なリーダーシップのお陰でしょう。
大統領がリーダーシップを発揮していることで、構造改革が進んでいますね。
 日本では、あまり重要でない分野の構造改革を熱心に進め、
肝心の分野の構造改革は見て見ぬふりですね。
 あの分野の構造改革は、ヒマな時にやればいい分野です。
もっと急ぐべき構造改革の分野があるはずです。
 ロシアでは、構造改革に優先順位をつけ、優先度の高い分野から着手しているようですね。
やはり、構造改革というものは、構造改革の分野に優先度をつけて、
優先度の高い分野から着手すべきです。